ダナン市リエンチエウ区ホアカインナム地区にある50ヘクタールのカインソン一般廃棄物処理場で、付近住民が毎日牛30~40頭を放牧していることが明らかになった。15日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
この廃棄物処理場には、同市の家庭から排出される一般廃棄物や医療廃棄物など多種類の廃棄物が埋め立てられている。牛の所有者が廃棄物処理場で廃棄物を物色する傍らで、放牧された牛は廃棄物を食べている。
廃棄物処理場で有害物質や細菌を摂取した牛が食肉に加工されれば、それを食べる人体への影響も否めないと指摘する声が上がっている。同廃棄物処理場を管理するダナン市都市環境有限会社によると、同社はこれまでにも数度に亘り牛の群れを追い払ったが、廃棄物処理場での家畜の放牧に関する罰則がないため、打開策が見つかっていないのが現状だという。