東南部ニントゥアン省ファンラン・タップチャム市で今年4月、嫉妬のあまり夫を刺し殺したとして殺人罪に問われた元高校教員レ・ティ・ハン被告(32歳)の裁判で、同省人民裁判所は20日、ハン被告に禁固7年の判決を出した。
この事件は今年3月31日夜、ハン被告の夫レ・ヒュー・タインさん(36歳)が入浴中、タインさんの携帯電話に着信したメールをハン被告が盗み読みしたことがきっかけになって起きた。メールには「今何してる? ひまならちょっと話しましょう」とのメッセージが入っていた。夫の浮気を疑ったハン被告はこの日床についても眠れず、翌4月1日午前3時ごろ夫を起こして問いただした。
2人は口論となり、ハン被告は台所から刃物を持ち出し自分の手首を切って自殺すると脅した。刃物を奪おうとしたタインさんは左胸を刺され、病院に救急搬送されたが死亡した。