- サウジ経済計画省と経済貿易協力の覚書
- UAE産業・先端技術省とハラールで協力
- サウジSASOと技術協力、ハラール産業促進
ファム・ミン・チン首相のアラブ首長国連邦(UAE)とサウジアラビア、カタールの中東3か国訪問に同行したグエン・ホン・ジエン商工相は10月30日、サウジアラビアのファイサル・F・アリブラヒム経済計画相と、両国間の経済貿易協力に関する覚書(MOU)に署名した。
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覚書によると、両国は貿易、工業、投資、電子商取引(eコマース=EC)、デジタル経済の分野で長期的な協力に向けたメカニズムと枠組みを構築する。
今回の覚書締結は、両国関係を深めるだけでなく、協力促進のための法的枠組みの整備にも貢献する。また、両国の管轄機関や企業が経済・貿易分野での協力の強化に便宜を図り、特に工業や貿易、エネルギー分野において両国企業にビジネス協力や投資の機会をもたらすものとみられる。
また、フイン・タイン・ダット科学技術相はUAEで、UAE産業・先端技術省のオマール・アル・スワイディ次官と会見し、ベトナム国家品質測定基準委員会傘下のハラール認証センターへの技術支援を増やすことの必要性を主張し、専門家の交換や輸出向け製品の適合性評価で協力することを提案した。
一方、同次官は、品質測定基準に関して、2023年に締結された覚書に基づきハラール分野での協力を促進することの必要性を強調した。
また、サウジアラビアで10月29日には、ダット科学技術相の立ち会いのもと、ベトナム国家品質測定基準委員会とサウジアラビア標準化公団(SASO)との間で技術協力に関する合意書が締結された。
これにより、双方は、規格の訓練や適合性評価、情報交換、相互承認などで協力する。これは、ハラール産業の促進につながるものと期待される。