藤元明緒監督による移民映画第2弾で、日本ベトナム国際共同製作映画「海辺の彼女たち(英題:Along the Sea)」が、2021年春にポレポレ東中野ほかで劇場公開されることが決定した。
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「海辺の彼女たち」は、より良い生活を求めてベトナムから外国人技能実習生として訪日した3人の若いベトナム人女性の苦悩と葛藤を描いた作品。不当な扱いを受けた職場から逃れ違法な存在となった彼女たちは、ブローカーを頼りに新たな職を求めて雪降る港町に辿り着く。
また、この作品は12月2日から10日にかけてエジプトのカイロで開催される「第42回カイロ国際映画祭」のインターナショナル・パノラマ部門に選出された。
今年9月には「第68回サンセバスチャン映画祭」でワールド・プレミア上映、11月には「第33回東京国際映画祭」のワールド・フォーカス部門でアジアン・プレミアとして日本への凱旋上映が行われ、3回すべての上映回が完売。上映後のQ&Aでは「ドキュメンタリーと見紛うようなリアルな演出描写」といった声が上がるなど好評を博した。
映画祭での反響を受け、前作でも封切館となった東京のポレポレ東中野のほか、大阪のシネ・ヌーヴォ、映画の舞台となっている青森県の青森松竹アムゼなど、10館以上での劇場公開が決定している。2021年春より全国順次公開。
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