- 操縦士が上空152mの凧を発見
- 空港付近での飛行物体使用は厳禁
- 違反の度合いによって罰金処分

30日午後4時15分頃、南中部沿岸地方フーイエン省トゥイホア市~ハノイ市を結ぶベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)のVN1600便の操縦士が、ハノイ市ノイバイ国際空港の滑走路から約3kmの上空約152mに凧があがっているのを発見した。
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操縦士から報告を受けたノイバイ国際空港の管制塔は、速やかに対処して航空機の安全を確保したとのこと。空港代表者は、航空安全を脅かす行為であり、違反の度合いによっては法律に基づき処分される可能性もあるとして、空港付近で凧揚げや飛行物体を使用しないよう近隣住民に勧告した。
ベトナム民間航空局(CAAV)によると、昨年中は国内の航空安全指数は良好な状態を保ったが、依然として、航空の安全を脅かす空港周辺地域でのレーザー照射や飛行物体の使用が多数報告されている。
民間航空分野における違反の行政処分に関する政令第162号/2018/ND-CPでは、離着陸や空港内を移動中の航空機に影響を及ぼすレーザー光線使用行為について、3000万~4000万VND(約17万4000~23万2000万円)の罰金を科すと規定している。また空港での確認に影響を及ぼす、あらゆる種類の照明、光線、飛行物体を使用した場合には1000万~2000万VND(約5万8000~11万6000円)の罰金が科される。