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- 外国人旅行者の平均支出が+13%増
- 外国人訪問者数は+72%増の464万人
- 東南アジア諸国からの訪問者も増加
2024年1~3月期にベトナムを訪問した外国人旅行者の平均支出が前年同期比+13%増加したことが、香港に本社を置く旅行予約サイト「クルック(KLOOK)」の調査で明らかになった。
ベトナム国内の観光先としては、◇ダナン市(南中部沿岸地方)、◇ハロン市(東北部地方クアンニン省)、◇ホーチミン市、◇フーコック島(南部メコンデルタ地方キエンザン省)、◇ハノイ市が特に人気を集めている。
統計総局(GSO)の発表によると、同期における外国人訪問者数は464万人まで回復し、前年同期比+72.0%増に急増した。国籍別でみると、韓国人が同+52.0%増の123万人で、全体の26.5%を占めた。以下、◇中国人(89万人)、◇台湾人(30万人)、◇米国人(23万人)、◇日本人(18万人)などと続いた。
東南アジア諸国からの外国人訪問者数も順調に伸びており、このうちインドネシアが同2.2倍増、フィリピンが同+52.6%増、マレーシアが同+24.6%増、カンボジアが同+19.1%増、シンガポールが同+8.6%増などと観光業の成長に貢献した。
特に東南アジア最大、世界で4番目の人口を持つインドネシアは魅力的な市場とみられている。観光業界の企業各社や地方自治体は、同市場をさらに開拓すべく、直行便の運航やハラルフードの提供、礼拝室の設置などを通して同市場をターゲットとした観光促進策に取り組んでいる。