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ホーチミン市観光局と保健局は13日、2023年のメディカルツーリズムプログラムを発表した。観光局は既に、合計50か所余りの病院や医療機関、スパ、旅行会社、宿泊施設などと提携を結び、共同で30種類のメディカルツーリズム商品を開発している。
観光局によると、医療目的でベトナムを訪れる人は増加傾向にあり、売上高は年間約20億USD(約2800億円)に達する。この数年は毎年約30万人の外国人が医療目的で訪れ、うち40%がホーチミン市に集中している。
観光局のブイ・ティ・ゴック・ヒエウ副局長によれば、各旅行会社が医療機関と協力して開発したメディカルツーリズム商品の共通点は、質の高い病院のヘルスケアサービスを利用することや、食事やショッピング、リゾート滞在と有名観光地の訪問を組み合わせていることなどだという。当面は国内とASEAN域内の観光客への訴求を目指す。
市の保健部門は近年、健康診断サービスやスクリーニング検査、専門的医療技術の実施、伝統医学の発展に投資してきた。代表例としては、ツーズー病院における不妊治療や体外受精分野での多くの成功が挙げられる。