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4月30日の南部解放記念日と5月1日のメーデーに伴う4連休の往来需要の増加により、航空運賃が通常時の3倍まで上昇しており、前年同期比では+10~25%の上昇となっている。
ハノイ市/ホーチミン市~南部メコンデルタ地方キエンザン省フーコック島や南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市、同ダナン市、同ビンディン省、北中部地方トゥアティエン・フエ省など、人気の旅行先を結ぶ各路線の片道運賃は500万VND(約2万6700円)近くに上っている。
ハノイ~フーコック線の往復運賃は、4月29日~5月3日の期間で、ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)が990万VND(約5万3000円)、地場不動産デベロッパー大手FLCグループ[FLC](FLC Group)傘下のバンブー航空(Bamboo Airways)が約720万VND(約3万8500円)、格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)が750万VND(約4万円)となっている。
ハノイ市カウザイ区にあるチケットオフィスのオーナーによると、人気旅行先を結ぶ路線のほか、ハノイ/ホーチミン~南中部高原地方ザライ省/南中部沿岸地方クアンナム省/南中部沿岸地方フーイエン省を結ぶ各路線の往来需要も増加しているという。
オーナーは「例年であれば、チケットは連休3日前までに売り切れるが、今年は多くの航空会社がまだ増便を発表していないため、早く売り切れる可能性がある」と話した。
なお、ある航空会社の担当者によると、来週にも連休中の増便計画を発表する予定で、運賃の高騰は今よりも落ち着くだろうとしている。