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米クレジットカード大手ビザ(Visa)がこのほど発表したベトナム人の旅行動向に関するアンケート調査結果は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が旅行のあらゆる面に及んでいることを示している。
旅行を決める際に重視することは何かとの質問に対する回答は、「旅行先の新型コロナ感染状況」が63%で最も多く、「十分なワクチンの接種」が48%、「世界の感染者数の減少」が40%だった。
今年、新型コロナ終息後に週末や短期休暇の旅行先として計画しているのは「国内」が76%で、「海外」の38%の2倍だった。国内の旅行先では、遠くに行くより近場を好む傾向が強い。30%は自分が暮らしている地方内での旅行を計画している。
実際の旅行の代わりにオンラインで旅行を楽しむ人も増えている。回答者の半数以上が「ユーチューブ(YouTube)」で、40%がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で旅行の動画を見ることを選択。38%はオンラインツアー(インターネットを利用した疑似旅行、いわゆる「おうち旅」)に参加すると答えた。
ビザのベトナム・ラオス担当責任者のダン・トゥエット・ズン氏は、「新型コロナの流行が旅行業界に新たな発展機会を生み出し、大きな変化をもたらした。旅行会社の成否はこの変化への対応能力と新型コロナ対策にかかっている」と話した。