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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の国内第4波に伴う厳しい社会的隔離措置に代わり、1日からニューノーマル(新常態)に移行したホーチミン市では、複数の旅行会社が揃ってカンゾー郡とクチ郡の観光ツアーの販売を本格化している。
国内トップブランドの旅行会社ベトラベル[VTR](Vietravel)は、カンゾー郡の日帰りツアーを毎週土曜日に、クチ郡の日帰りツアーを毎週日曜日に催行。ツアー料金はそれぞれ169万VND(約8200円)、69万9000VND(約3400円)となっている。
ホーチミン市人民委員会傘下のサイゴンツーリスト(Saigontourist)はこれに先立ち、新型コロナ対策にあたる医療従事者らに向けた報奨の一環として、カンゾー郡とクチ郡の日帰りツアーを催行し、1000人以上を受け入れた。同社はこの経験を踏まえ、カンゾー郡とクチ郡の日帰りツアーの開拓を本格化していく方針だ。
市は観光活動について、10月末までの間は第4波がおおむね制御された「グリーンゾーン」内のみに制限する方針。
ツアーは他の団体と接触することのないルートに沿い、参加者やガイド、運転手、目的地の従業員の全員がワクチン接種を終えており、新型コロナ検査の結果も陰性である必要がある。さらに、5K(◇マスク、◇消毒、◇間隔、◇大勢で集まらない、◇健康申告)を厳守した上での催行となる。