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韓国サムスングループ(Samsung Group)が展開するホテル新羅(シーラ=The Shilla)は6月26日、南中部沿岸地方クアンナム省に新たなホテル「新羅モノグラム・クアンナム・ダナン(Shilla Monogram Quangnam Danang)」をオープンする。同グループがベトナムで5つ星ホテルを展開するのはこれが初めてとなる。
同ホテルは当初4月初めのオープンを予定していたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により韓国人のベトナム入国が制限されたことが影響し、開業が延期となっていた。
新羅モノグラム・クアンナム・ダナンは、南中部沿岸地方ダナン市とクアンナム省ホイアン市の間にあたるクアンナム省ディエンバン郡ディエンゴック村ラックロンクアン通り(duong Lac Long Quan, xa Dien Ngoc, huyen Dien Ban)に位置し、ノンヌオック(Non Nuoc)ビーチに面している。
客室数は309室で、ビーチレストランやオールデイ・ダイニング、バー、スパ、サウナ、ジムなどを併設する。プールは人工砂が敷かれたものと、子供用、大人用、家族用と4種類の屋外プールを備える。
空間設計や飲食、エンターテインメントなどは、ホテル新羅がこれまで培ってきたサービスとベトナム中部地方の文化を調和したものとなっている。総支配人のマーク・エマニュエル氏は、旅行者がベトナムや中部の文化をより身近に感じられるようなホテルにしていきたいと意気込みを語る。
新羅モノグラム・クアンナム・ダナンは、客室やロビー、エレベーター、ジムをはじめとする共有部分、客室の鍵や施設内の備品について、世界保健機関(WHO)、クアンナム省疾病管制センター、ホテル新羅の基準に沿って清掃や消毒を行っている。
ホテル新羅は1979年創業。ラグジュアリーブランド「新羅ホテル(The Shilla)」と高級ブランド「新羅モノグラム(Shilla Monogram)」、プレミアム・ビジネスホテルブランド「新羅ステイ(Shillastay)」の3つのホテルブランドを展開している。現在は韓国や海外で12のホテルを運営しており、今後はベトナムのほか、米国やインドネシアでも新たにホテルを展開していく計画だ。