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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策で行われた社会隔離措置が緩和され、1か月が経過したホーチミン市では、既に6割の旅行会社が営業を再開した。新型コロナで大打撃を受けた観光業界は、今後の活動を維持するための支援を必要としている。
同市観光局によると、市内で営業を再開した旅行会社の多くが、現在は国内旅行に注力している。新型コロナ感染拡大防止の一環で、出入国は依然として制限されており、インバウンド市場とアウトバウンド市場はストップしたままだ。
市観光局は現在、納税期間や土地賃貸料の猶予、電気料金の値下げ、融資政策などの支援策で企業をサポートすべく、政府と企業の橋渡しを行っている。旅行会社の多くは、従業員への給与支払いなど営業継続のための資金繰りに苦しんでおり、政府の支援を求めている。
海外旅行については、新型コロナが世界的に終息に向かえば、各国政府が制限緩和に動いて、2020年の10~12月期にインバウンド市場とアウトバウンド市場が段階的に活動を再開すると見込まれている。