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世界最大規模のオンライン旅行プラットフォームであるブッキング・ドットコム(Booking.com)は、東南アジアで莫大なシェアを誇る配車アプリのグラブ(Grab)とパートナーシップを結び、オンデマンドの配車サービスを開始する。
このパートナーシップにより、ブッキング・ドットコムのアプリを介してベトナムを含む東南アジア8か国でグラブのサービスを受けられるようになり、ブッキング・ドットコムとして初めての配車サービスが実現する。
対象の8か国は、ベトナム、カンボジア、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、シンガポール、タイ、フィリピン。今回の提携で、現地の移動手段を利用する際に障害となりうる言語や通貨の問題が解消できると期待されている。
まずは10月29日よりシンガポールでサービスの利用が可能となり、インドネシアとタイでは年末までに、ベトナム、カンボジア、マレーシア、ミャンマー、フィリピンでは2020年初旬までに順次利用できるようになる。
ブッキング・ドットコムのアプリへのグラブの配車サービスの統合は、ブッキング・ホールディングス(Booking Holdings)とグラブの戦略的パートナーシップの一環。ブッキング・ホールディングスはグラブに投資を行っており、グラブはアゴダ(Agoda)とブッキング・ドットコムとのパートナーシップに基づき、今年5月より同社のアプリにホテル予約機能を導入している。