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韓国・ソウルにある「ベトナム-クイニョン通り」がベトナム人の観光スポットになりつつある。ベトナムにおける韓国カルチャーの人気の高さは改めて言及するまでもない。若者の間だけでなく、K-POPや韓流ドラマは、老若男女問わず、テレビやインターネットで毎日視聴されている。特にこの2年は、韓国人指揮官のパク・ハンソ監督が率いるサッカーベトナム代表が飛躍を遂げたこともあり、サッカーを軸とした友好強化が促進され、両国の関係は一層近いものになった。
両国の友好プログラムの一環で2016年に作られた「ベトナム-クイニョン通り」はこれまであまり知られてこなかったが、ここに来て、にわかに注目を集める存在となっている。「ベトナム-クイニョン通り(ハングル表記:퀴논길、英語表記:Vietnam Quy Nhon-gil)」はソウル特別市龍山区梨泰院路にある長さ300m余りの道で、ここにはベトナム料理店が軒を連ねているほか、小さな公園もある。
龍山区の自治体がベトナム人観光客を含む外国人観光客を誘致する目的で作った「ベトナム-クイニョン通り」には、通りの至る所にベトナム語が表記されている。さらに、アオザイの少女や水牛に乗った少年、蓮の花などベトナムをイメージした壁画も多数描かれている。看板・標識などはベトナム語だけでなく、韓国語、英語、中国語も併記している。
梨泰院路には昨年7月、ベトナム配給時代をイメージした地場系大手のカフェチェーン「CONG ca phe(コンカフェ)」の韓国1号店がオープン。レトロな内装が若者の間でウケており、インスタグラム(Instagram)の人気チェックインスポットになっている。