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文化スポーツ観光省は10月31日、ゴルフ界のレジェンド「ホワイト・シャーク」の異名を持つ世界的なプロゴルファーであるオーストラリア出身のグレッグ・ノーマン氏を、ヨーロッパにおけるベトナム観光大使に任命した。任期は2018年から2021年までの3年間。
今回の観光大使の任命は、ベトナムのゴルフリゾートへの観光客誘致に向けた、文化スポーツ観光省による観光促進活動の一環。グエン・スアン・フック首相は政府本部で行われた就任式で、ベトナムへの外国人訪問者について年間+30%増の成長を目指しているとしたうえで、ノーマン氏のこれまでの功績を評価するとともに、ベトナムの観光の魅力を広く世界中に紹介してくれることを期待していると述べた。
これに対してノーマン氏は、ベトナムは思い入れのある国だとして観光大使への任命を光栄なことだと喜びを表し、ベトナムの観光事業のPR活動だけでなく、企業のベトナムへの投資においても架け橋となって観光業界の発展に尽力したいと意気込みを語った。
ノーマン氏は1976年にプロ入りし、1986年と1993年に全米オープンで優勝を飾っている。また、アメリカPGAツアーでは通算18勝、全英オープンでの優勝2回を合わせて20勝を記録し、PGAツアーの永久シード選手になっている。
ノーマン氏はゴルフ業界の実業家としても知られており、ベトナムでも東南部バリア・ブンタウ省スエンモック郡フオックトゥアン村に建設された全18ホールのゴルフ複合リゾート「ザ・グランド・ホーチャム・ストリップ」の設計を手掛けている。