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北中部地方トゥアティエン・フエ省フエ遺跡保存センターは4月27日、同省フエ市で5月2日まで開催されていた「フエフェスティバル2018(Hue Festival 2018)」の一環として、タイホア宮殿の東側に「フエ城の歴史解説センター・バーチャルリアリティー(VR)体験:失われた宮殿を求めて」をお披露目した。
このプロジェクトは、VR体験を通じて観光客に現存する、もしくは失われてしまった遺跡の建築物を鮮明に見てもらうほか、古都フエの宮殿の文化的歴史を知ってもらうことを目的としたもの。フエ遺跡保存センターとIVコム社(IV Com)、韓国のアンダードッグスタジオ社(UnderDog Studio)が提携し、480億VND(約2億3200万円)を投じて展開する。
VR体験エリアは面積283m2で、遺跡保存の規格に合った伝統的な建築様式の建築物が建てられ、200年前にタイムスリップしたように宮殿を巡ることのできるVR体験ができる座席や設備が整っている。
フエ遺跡保存センターのファン・タイン・ハイ所長は、VR体験を通じて観光客はゲーム感覚でフエ城の歴史をより深く理解でき、フエを訪れる新たな楽しみになるだろうとコメントしている。