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南中部高原地方ラムドン省ダラット市のリンフオック寺(霊福寺)にある観世音菩薩像が17日、ムギワラギクで造られた世界最大の観世音菩薩像としてワールドレコーズユニオン(World Records Union)に認定された。
ムギワラギクの観世音菩薩像は2010年の第3回ダラットフラワーフェスティバルの開催にあたり、七重の塔の前に造られた。蓮台の上に鉄筋を支柱にした高さ17mの菩薩が立ち、菩薩は右手には柳の枝、左手には花瓶を持っている。仏教徒や職人が2009年11月25日から12月31日まで36日間かけて、像の外側を65万輪のムギワラギクの花で装飾した。花の総重量は1630kgに上り、2年に1回新しい花に変えられる。
同像は2010年にベトナム最大、2012年にアジア最大のムギワラギクの観世音菩薩像に登録された。リンフオック寺は1949年に建設されてから現在まで、ダラット市の観光名所として多数の仏教徒や観光客を誘致している。同寺では13作品がベトナム記録、1作品がアジア記録および世界記録に登録されており、ベトナム仏教文化のPRにも大きく貢献している。
ダラット市では今月23日~27日にかけて「ダラットフラワーフェスティバル2017」が開催される予定で、世界最大の観世音菩薩像を一目見ようと多くの人々がリンフオック寺を訪れることが見込まれている。