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東北部地方クアンニン省は、同省ハロン市ハロン湾とバイトゥーロン湾で活動している観光船の管理とサービスの質を向上させるべく、木造観光船の新規建造と宿泊用観光船の夜間停泊を停止する方針を打ち出している。
現在、ハロン湾とバイトゥーロン湾での活動が許可されている観光船の数は533隻を数え、このうち202隻が宿泊用の観光船として活動している。
同省は観光船全体の81%を占める木造船の新規建造を停止し、鋼船に切り替えることで安全面の強化を目指す。
また、宿泊用観光船の夜間停泊については、徐々に活動を減らしていき、将来的に全ての観光船を日中のみの活動とする計画だ。
更に、同省人民委員会は同省人民評議会に対して、観光船に対する活動期限の規定案を提出した。それによると、木造船の活動期限は活動許可取得日から15年で、鋼船は25年となる。期限が切れた船は、他の地域へ活動の場を移さなければならないという。
なお、2015年にハロン湾とバイトゥーロン湾を訪れた観光客の数は約250万人だが、両湾の観光船の旅客処理能力は1000万人に達し、需要を大きく上回っているのが現状だ。