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北中部地方クアンビン省人民委員会のチャン・ティエン・ズン副主席は7日、世界自然遺産フォンニャ・ケバン国立公園にあるソンドン洞窟が「世界の魅力的な観光地100選」(以下、「100選」と略)に認定されるための手続きを行わないと明らかにした。
これに先立ち、ワールド・レコード・ユニオン(ワールドキング)は、ベトナム版ギネスブックとして知られるベトナム・ブック・オブ・レコード(ベトナムキング)を通じて、フォンニャ・ケバン国立公園の管理者に対して「100選」に認定されるための手続きと経費2億VND(約98万5000円)を支払うよう要請していた。
同公園管理者とクアンビン省人民委員会は協議の結果、ワールドキングの要請を受け入れないことを決めた。理由としては、ソンドン洞窟が既にギネス・ワールド・レコードから世界最大の洞窟に認定されていることや、多くの組織、科学雑誌、マスコミなどから賞賛を受けていることを挙げている。
また、ソンドン洞窟の探検ツアーは世界中の観光客の人気を集めており、数年先まで予約が埋まっている状態で、ワールドキングによる「100選」のお墨付きは必ずしも必要ないとしている。