(C) tuoitre 写真の拡大. |
東北部フート省ベトチー市のフン寺歴史遺跡地区で4月23日~28日(旧暦3月5日~10日)、国内最大規模の祭り「フン王祭り」が開催される。
フン王祭りは、ベトナムの建国に尽力したとされる伝説上の歴代王、フン王(雄王)の功績を称える伝統的な祭りで、旧暦3月10日のフン王の命日に合わせて毎年開催されるもの。政府の代表者らも出席し、全国各地から約400万人が訪れる。フン王の命日は2007年よりベトナムの祝日となっており、2015年は4月28日がこれに当たる。
今回の祭りでは、毎年恒例のフン王へ線香を手向ける儀式や銅鼓の演奏、獅子舞といった各種イベントのほか、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の伝統歌謡「ハット・ソアン(Hat xoan)」やフート民謡のコンサート、フン王信仰をテーマとした写真展なども予定されている。
なお、祭りの開催委員会は、参加者の安全を確保するため各新聞社の空撮カメラの使用を禁止するほか、騒音を防ぐため会場内の屋台の配置を調整するなど、様々な対策を講じる。更に、問題が生じた場合の連絡先として、24時間対応のホットライン「0210-386-0026」及び「0210-655-1666」も開設される。