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ディン・ラ・タン交通運輸相は27日、ベトナム民間航空局(CAAV)及びベトナム空港総公社(Airports Corporation of Vietnam=ACV)に対して、ハノイ市ノイバイ国際空港で導入されたばかりのカプセルホテルサービスを即刻中止するよう要求した。
同サービスは、ベトナム航空観光株式会社(VATC)が22日、フライトの待ち時間やフライトが遅延・キャンセルとなった場合に休憩できる場所として、同空港の国内線ターミナル(T1)の出発ロビー3階に導入したもの。営業開始から1週間足らずでの中止となった。
タン交通運輸相は同サービス中止の理由として、航空各社の遅延・キャンセルの実態が深刻化している中、それを逆手に利用したサービスを提供し利益を得ようとすることは空港利用客の誤解を招きかねず、また同空港ターミナルのインフラ施設も未整備であるため、カプセルホテルサービスを導入するのに相応しいタイミングではないことを挙げている。
タン交通運輸相は、一切の理由を認めずサービスの即刻中止を命じた。これを無視してサービスが継続された場合には、関連機関の責任者を処分するとしている。今後、フライトの遅延・キャンセルやフライト管理の現状が改善され、同空港で建設中の新ターミナルが完成次第、同サービスの再開を検討するとしている。