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ホーチミン市を訪れる観光客は、近い将来に新たな遊覧船観光を楽しめるようになりそうだ。遊覧船観光を専門に扱っているベトエクスカージョンズ社のファン・スアン・アイン会長は、遊覧船20~30隻を建造するための資金を調達中であることを明らかにした。
遊覧船は定員約30人で、1隻当たりの価格は3億~4億ドン(約144万~192万円)。アイン会長によると、船は南部の河川を航行するのに相応しいスタイルで建造する予定だという。1区のバクダン乗船場とティゲー運河を乗り場として毎日遊覧船を運航する計画だが、運河の通行にはいくつか問題がある。
例えばタウフー運河では、運河沿いに建ち並ぶ住宅からごみや排泄物が直接運河に排出されている。また、運河に架かる橋の水面からの高さが低く、遊覧船が通過できない場所がある。アイン会長は、遊覧観光に相応しい運河を選択すると共に、市に対して環境衛生問題への対処を要望する意向だ。
ベトエクスカージョンズ社は2011年に、カンゾー郡の生態系保全地区管理委員会と協力して48人乗りの遊覧船2隻を建造し、数隻のカヤックを購入した。国際クルーズ船で寄港した観光客らに、同保全地区での遊覧観光サービスを提供している。