(C)Lao dong、黒モン族の家族 写真の拡大 |
東北部ラオカイ省サパ町で観光ガイドの仕事をしている少数民族、黒モン族の女性チャイ・ピーさん(19歳)は、晴れやかな笑顔で英語を流暢に話すとして、外国人観光客に人気がある。
黒モン族はモン族のグループの一つで、ベトナムの他、中国、ラオス、タイの山岳地域で暮らしている。ピーさんによると、サパの発展に合わせてこの10年ほどの間、観光ガイドに仕事を変えた人が多いという。
ピーさん自身も2006年に、家の畑仕事をやめてガイドになった。「この仕事が大好きです。多くの人に会うことができて、言葉を学べるから。フランス語、スペイン語、日本語を少し話せますが、英語が一番得意です」。ピーさんの英語は、学校ではなく旅行者達から学んだ実践的なものだ。
ピーさんは2007年からフェイスブックを使い始めた。サパの黒モン族では最も早かったと自負している。友達の写真を見たり話したりできるのでとても好きだという。ガイドをした外国人観光客とも連絡を取り合って、いつか彼らの住む国を訪れたいと思っている。ハノイに何度か行ったことのある彼女は、「都会は大気汚染が激しくて嫌。将来は村で畑仕事をして子供をたくさん産みたい」と話した。