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メコンデルタ地方ソクチャン省で14日から17日まで「第1回クメール族ボートレース大会」が開催され、会期中に地元住民や旅行者など約50万人の観客を集めた。17日付サイゴンタイムズ紙(電子版)等が報じた。
同大会には、メコンデルタ地方9省・直轄市の62チームが出場。このうち、13チームは女性チームだった。レースは、同省ソクチャン市を流れるマスペロ川で、男女のチーム別対抗で行われた。レースには、「ゴー(Ngo)」と呼ばれるクメール族の伝統的な木製船が使用され、優勝したチームには、それぞれ2億ドン(約96万円)の賞金が贈られた。
組織委員会は、同大会を通して、地域活性化と観光客誘致を目指しており、次回以降はタイ、ミャンマー、ラオス、カンボジアからもチームを招き、大規模な国際大会とする方針。
なお、ソクチャン省はかつてクメール族の支配地域だったため、国内でも特にクメール族の割合が高い地域であり、現在も約40万人のクメール族が暮らしている。