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ホーチミン~ブンタウ(東南部バリア・ブンタウ省)間の高速船を運航するグリーンラインズDP社は10月より、国内初の高速双胴船を運航する。双胴船は2艇の船を繋いだ形状であることから、安定性が高く、巡航速度を高くすることが出来るというメリットがある。13日付VNエクスプレス等が報じた。
この高速双胴船の購入額は1艇約100万ドル(約1億円)。独MTU社製のエンジンを搭載しており、時速35~45ノット(時速65~83キロ)で運航が可能だという。座席数は60~120席。船内では、無線LANを利用することも出来る。
同社によると、年末までにホーチミン~ブンタウ間およびハーティエン(メコンデルタ地方キエンザン省)~フーコック(同)の2路線で、計6艇を導入する方針。
なお、ベトナムでは毎年、台風シーズンが近くなると、高速船の事故が相次いでいたため、交通運輸省は最近、エンジン1基搭載型の高速船の運航を見合わせるよう、各省・都市の交通運輸局に求めていた。