(C)Vnexpress, アンザン省カム山に鎮座する弥勒菩薩像 写真の拡大 |
インドでこのほど発表されたアジア版ギネスブック「アジア・ブック・オブ・レコーズ」の中で、メコンデルタ地方アンザン省の弥勒菩薩像と東南部ビントゥアン省の涅槃像がアジア記録として認定された。5日付VNエクスプレスが報じた。
アンザン省カム山に鎮座する弥勒菩薩像は、高さ33.6メートル、台座は27×27メートル、重さ1700tの座像で、「アジア最大の弥勒菩薩像」として認定された。丸く突き出た腹とエクボのある温和な表情は、日本で一般的な弥勒菩薩像とはかなり異なる。中国などでは七福神の「布袋」は弥勒菩薩の化身と考えられており、ベトナムでも商いをする人にとって大変ありがたい仏様。この山の中に入れば、どこからでも白い弥勒菩薩を拝むことができる。2004年2月に建立が開始され、60人の手によって2005年12月に完成した。
ビントゥアン省タークー山にある涅槃像は、長さ49メートル、高さ13m、足の裏の長さ8.8メートルで、「アジア最長の涅槃像」として認定された。1963年から1966年までの歳月をかけ、鉄筋コンクリートで建立された。
なお、4月末にアジア・ブック・オブ・レコーズ組織代表がこの2つの仏像を訪れ、記録認定証を授与する予定となっている。