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近年ではベトナムを訪問する日本人旅行者数が急増し、2012年には前年比+20%増の57万6386人となった。ベトナムはこの数値を2倍近くまで増やすことを目標としている。ベトナムプラスが報じた。
日本人が旅行先を選択する際に考慮するのは、◇治安、◇清潔さ、◇宿泊施設、◇交通の便利さ、◇ガイドの日本語力、◇気候、◇疫病の状況、◇医療サービスなどが挙げられる。ベトナムは都市部でショッピングを楽しむだけでなく、美しいビーチや世界遺産も各所にあり、また日本からベトナムまでの飛行時間も直行便で約5時間。日本人旅行者を獲得する上で有利な条件が多いといえそうだ。
観光総局はこれまで日本旅行業協会(JATA)、日本アセアンセンターなどの観光フェアに参加し、ベトナム航空(VNA)と協力して東京、大阪、名古屋の3大都市でプロモーションを実施した。また、ベトナムを紹介するウェブサイトの設置や出版物を発行するなどして、ベトナム観光の促進に努めている。
ベトナムは今後日本人旅行者を更に誘致し、2015年までに来越日本人旅行者数を2012年の2倍近い100万人とする目標を掲げている。これを達成するために、日本人に対するビザを免除する滞在期間(現行:15日間)を延長し、新しいツアー商品の開発や宣伝に更に注力するのはもちろん、ラオスとカンボジアの2隣国と協力して3国を周遊するツアー商品を開発・宣伝する必要もあるだろう。