ホーチミン市観光協会はこのほど、同市人民委員会と関連当局に対して、旅行会社やホテルが価格表示する際、ドンと外貨を併記することを認めるよう提案した。サイゴンタイムズ紙(電子版)が報じた。
同協会のグエン・ティ・カイン副会長は、「現在は、外貨による価格表示が禁止されており、国内の旅行各社と取引のある海外の事業パートナーや旅行客などから価格が分かりづらいと苦情が出ている。ドン建て価格は引き続き継続するが、それと共に外貨建て価格の併記も認めるべき」と指摘した。
昨年10月20日に施行された外国為替・金取引の管理に関する議定第95号/2011/ND-CPでは、外貨建てで商品・サービス価格を表示した場合、3~5億ドン(約118万~197万円)の罰金を課すことが規定されている。
これに違反したとして、現在までにハノイ市のメトロポールホテル、ホーチミン市のサイゴン観光総公社(サイゴンツーリスト)など複数の企業が最高額の罰金処分を受けている。