世界最大級ホテル・チェーンの仏アコーホテルズは、ベトナムでこれまで5つ星や4つ星の高級ホテルを展開してきたが、今後は3つ星ランクのホテル市場にも進出する計画だ。8日付ジエンダンゾアインギエップが報じた。
同社アジア太平洋地域担当副責任者のパトリック・バセット氏によると、「メルキュール」と「IBIS」の両ブランドを国内観光客向けの3つ星ホテルとして展開するという。まず2012年にホーチミン市7区で「IBISサイゴンサウス」をオープンし、その後8軒のIBISブランドのホテルを全国で順次開業していく。
不動産サービスのサビルズベトナムによると、ホーチミン市の2011年第2四半期における3~5つ星ホテルの客室稼働率は平均59%で、前年同期に比べ6%の下落、前四半期比では21%も落ち込んでいる。このうち3つ星ホテルは67%と最も高い。サビルズは今後、3つ星ホテルの数が増え、近い将来市場シェアの9%を占めるようになると予測している。