交通運輸省はこのほど、東南部バリア・ブンタウ省人民委員会が提案した「ブンタウ空港移転計画」に原則同意し、首相に空港移転計画の認可を申請した。この計画はブンタウ空港の使用制限を緩和し、同省の発展に繋げることを目指すもの。29日付カフェエフが報じた。
現在のブンタウ空港は空軍司令部の管理下にあり、民間機は運航していない。同空港は1800メートル級の滑走路を備え、ダグラス DC-3、An-38(アントノフ38)といった小型航空機の離着陸が可能。2009年に公布された「2020年までのブンタウ空港の発展計画」に関する首相決定によると、同空港は軍事・民間など多角的な航空活動を開拓することを目指している。
また、同省にはリゾート化が進むコンダオ島があり、VASCO(ベトナムエアサービス社)やメコン航空(エアメコン)が直行便を就航している。なお、2010年のコンダオ空港の利用客数は前年比40%増の9万4305人だった。