世界経済フォーラム(WEF)はこのほど、世界133か国・地域を対象とした09年版旅行・観光競争力ランキングを発表した。ベトナムは前年の96位から89位へと順位を上げたが、東南アジア諸国の中では下位に位置している。
このランキングは、観光インフラ、交通インフラ、物価、自然資産、環境保護など14の指標に基づいて作成されたもの。トップはスイスで、2位以下はオーストリア、ドイツ、フランス、カナダなど。アジア勢でトップ10入りしたのはシンガポールだけだった。
各指標のうちベトナムが高く評価されたのは物価(5位)と自然資産(23位)、一方低い評価は交通インフラ<陸上>(102位)、交通インフラ<航空>(92位)、環境保護(122位)だった。