ベトナムを訪れた外国人観光客の多くが不満を感じる点は▽航空・鉄道▽入国審査・税関▽小売店・行商人▽タクシー▽各種ツアーのサービス内容−の5つで、その中でも特に不満の声が多いのは、タクシー運転手と行商人。
これは、観光総局によるベトナム観光人材開発プロジェクトの一環として、ドイツの第三者認証機関TUVラインランド・ベトナムが実施した調査結果の一部で、16日にハノイ市で開催された「観光意識向上セミナー」で発表されたもの。
不満理由を個別に見ると、タクシーに関しては44%の観光客が、料金の不正請求、メーターの不備、お釣りがないことなどを理由に挙げた。また小売店・行商人に関しては39%が、押し売り、不適正な価格設定、価格表示がないことなどを不満に感じている。このほか航空・鉄道、税関に関しては、時刻表どおりに運行されないこと、煩雑な手続き、情報不足、サービスの質が低い割に料金が高いことなどを不満理由に挙げている。