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地元紙のデータによると、年初から6月7日までの約5か月間におけるホーチミン証券取引所(HSX)・ハノイ証券取引所(HNX)・未上場公開株取引市場(UPCoM)での海外投資家による取引は、合わせて約31兆VND(約1480億円)の売り越しで、売り越し額は2020年通年の1.7倍となった。
このうち、5月初めから6月7日までの約1か月間での海外投資家の売り越し額は計16兆6870億VND(約800億円)となり、年初5か月間での売り越し額の54%を占めた。
年初からの約5か月間の海外投資家の売り越し額は、HSXが30兆8000億VND(約1474億円)、HNXが2000億VND(約9億6000万円)だった。
一方、海外投資家によるUPCoMでの買い越し額は、年初5か月間で1660億VND(約7億9000万円)、5月初めから6月7日までの約1か月間では2630億VND(約12億6000万円)となった。2020年通年は8300億VND(約40億円)の売り越しだった。
このところ注文数の急増によりHSXの株式売買システムが注文を処理できなくなっていることから、海外投資家はリスク回避のために、HSXを避けていることも関係があると見られている。