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国会常務委員会は14日、政府が「競馬・ドッグレース・国際サッカーの賭博経営に関する政令」を公布することを承認した。ただし、1人当たりの1日の賭け金総額は最大100万ドン(約4690円)に制限されているため、闇の賭博活動を一掃するのは困難と指摘する委員もいた。14日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
ディン・ティエン・ズン財政相は「賭博の需要はIT、テレビ、娯楽の発展と共に高まっており、違法な賭博が横行している」とコメントし、政令の意義を強調したが、審議の過程でいくつかの疑問点も浮き彫りになった。
国会財政予算委員会のフン・クオック・ヒエン主任は「違法な賭博をなくし、財源を確保することには賛成だが、何故国内サッカーや他のスポーツの賭博は認めないのか、政府に説明を求める委員がいた」と述べた。
国会司法委員会のグエン・バン・ヒエン主任は「1日の賭け金が最大100万ドンでは低すぎる。500万ドン(約2万3500円)に引き上げるべきだ」と主張。国会事務局のグエン・ハイン・フック主任もこれに賛意を示し、これでは闇の賭博は減らないとの見方を示した。国会国防安全保障委員会のグエン・キム・コア主任は「競馬とドッグレースの規定があるのに、社会に影響の大きい闘牛や闘鶏の規定が何故ないのか」と問題提起した。