(C) Danviet, レ・クアン・リエム選手 |
ロシアのハンティ・マンシースクで6月6日から10日まで開催された世界スピードチェス選手権の個人戦ブリッツで、ベトナムのレ・クアン・リエム選手が世界の並み居る強豪選手を打ち破り、新チャンピオンに輝いた。ベトナム人選手がチェスの世界タイトルを獲得したのは今回が初めて。10日付トゥオイチェー紙(電子版)などが報じた。
同大会は、◇ブリッツ(持ち時間3分。ブザーの合図で指すチェスで電撃戦とも呼ばれる)と、◇ラピッド(持ち時間25分の早指し)という2つの競技で強さを競う大会で、世界18か国からEloレーティング(国際チェス連盟が採用しているレーティングで強さの指標)2500ポイント以上の選手60人が出場した。
この大会でリエム選手は個人戦ブリッツで優勝。個人戦ラピッドでもベスト4の好成績を収め、優勝賞金とベスト4入賞の賞金合わせて6万2500ドル(約619万円)を獲得した。
なお、リエム選手はベトナムチェス界の若き旗手として、これまでにも多くの偉業を成し遂げてきた。2年前にはEloレーティングで、2705ポイントを獲得。2700ポイント以上の選手に付与される最高位タイトル「グランドマスター(GM)」の称号を得た。
※最終更新:2013年6月14日10:17JST