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吉本興業が主導するアジア版「あなたの街に住みますプロジェクト」の芸人(住みますアジア芸人)としてベトナムで活動するお笑いコンビ「ダブルウィッシュ」。ボケ担当の中川新介さんとツッコミ担当の井手一博さんの2人は、2015年6月にベトナムへ移住し、現地での活動を開始した。
現在は「現地で売れる」ことを目指して、ベトナムのテレビ番組やイベントに出演するほか、2017年からはベトナム神奈川親善大使に就任し、日本で開催されるベトナム関連イベントに出演するなどして日越両国の架け橋として活躍の場を広げている。
そんなダブルウィッシュは、12月15日に最新の動画をユーチューブ(YouTube)で公開したばかり。この動画は2017年12月に同じくYouTubeで公開した動画の続編で、ネイティブのベトナム語の発音とはかけ離れた日本人の「ジャパニーズイングリッシュ」ならぬ「ジャパニーズベトナミーズ」に突っ込みを入れ、日本人独特のベトナム語の発音がなかなかベトナム人には通じない、という状況をユーモアたっぷりに表現したものとなっている。
今回、ベトナムに住み始めてから3年半が経過し、ベトナム唯一の日本人芸人として活躍するダブルウィッシュの2人に、ベトナムでの活動やベトナムのお笑い界と裏話、今後のビジョンなどについてVIETJOベトナムニュース編集部が話を聞いた。
【ベトナムでの活動について】
―――「ベトナム住みます芸人」としてベトナムに移住されてから3年半が経ちましたが、3年半前と現在とを比べて、最も大きく変わったことは何ですか?
中川:正直に言いますと、来る前は何となく日本の売れ方を想像していました。ネタをやって、テレビに出て、MCのポジションに辿り着くような。でも、3年半経ってこういった考えは一切なくなりました。ベトナムには「ネタ」という概念もありませんし、日本の芸人とベトナムの「Dien vien hai(コメディアン)」のニュアンスも違う。この国に合った僕らにできる方法で有名にならなければならない、と思いました。未だ確信は持てませんが、何となくは見えてきたような気もしています。
井手:去年と今年、ベトナムの有名なオーディション番組に出演させてもらったのですが、去年は「外国人のコメディアン」ということでゲスト的な扱いを受けていたのですが、今年は放送後にネットで叩かれたりもして、やっと現地の人と同じ土俵に立てたというか、ベトナムで活動する1コメディアンとして見てもらえるようになったのかな、と思います。これからはもっとシビアにやっていかなければと思う反面、少しは知られてきたのかなと嬉しくも思います。
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