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―――これまででベトナム人に一番受けたネタを教えてください。また、逆に一番受けなかったネタがあれば教えてください。
中川:ウケたネタは、僕が女装してミュージカルをするネタです。悲鳴と笑いの共鳴は凄まじかったです。ウケなかったネタは、何のネタか覚えていませんが、「できます」と言っておきながらオチで「できませんでした」となるネタです。例えば、吉本のハイキングウォーキングさんの「コーラを一気飲みしてゲップをせずに山手線の駅名を言い切る」という芸であれは、「ゲップをしてしまい駅名を全て言えなかった」というのがオチですが、ベトナムだとこれは「駅名を全て言えないとダメ」なんです。
井手:ベトナムに住んでいれば誰しもに起こり得る日常を題材にした「あるあるネタ」をリズムに乗せてやるネタはウケました。ウケないことで言えば、例えば真剣にゲームに取り組んでいる人の邪魔をしたりするボケは、そもそもツッコミの概念がないので無視されます。
―――普段どのようにしてネタを思いついたり、作ったりされますか。また、ベトナム人向けにネタを作るにあたり、気を付けていること、工夫していることなどありましたら教えてください。
中川:とにかくベトナム人にウケることを意識していて、ベトナム人に聞いたりしながらベトナムで流行っている歌やワードなどを入れるように心がけています。そして、そこに日本人ならではの目線や切り口も入れつつ、オリジナリティを出すようにしています。
井手:それに加えて、誰かが傷つくようなネタや誰かをいじりすぎるネタはやらないようにしています。ただの悪口ととられてしまうこともあるので・・・。
最新動画の1シーンの撮影中
―後編に続く―
※後編は、ベトナムのお笑い界と裏話、今後のビジョンなどについてのインタビューです!
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ダブルウィッシュ(Double Wish)プロフィール
吉本興業東京本社(東京吉本)所属のお笑いコンビ。メンバーはボケ担当の中川新介(なかがわしんすけ、1982年6月25日生まれ)とツッコミ担当の井手一博(いでかずひろ、1983年2月6日生まれ)。いずれも熊本県熊本市出身。高校時代、テレビ熊本の若者向けローカル情報番組「若っ人ランド」で共演したことがきっかけで、2008年4月にお笑いコンビを結成。2015年6月より「住みますアジア芸人」としてベトナムに住み始め、現地で活動している。
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