(C) vnexpress, ドゥックバー教会 |
パイプオルガン
教会内の主祭壇の正面には、パイプオルガンが置かれている。オルガンは、本体の高さが約3m、横幅4m、奥行き2mで、現在ベトナムで2番目に古いオルガンだと言われている。外国人専門家が手作業で作ったものだといい、音量は小さすぎず大きすぎず、教会全体に丁度よく音が響き渡るように設計されている。
オルガンの内側はピアノと似た設計だが、ピアノよりも複雑だ。オルガンの弾き方は、南中部高原地方の伝統的な楽器「クロンプット」に似ている。しかしながら、保存状態が悪かったため、このオルガンは完全に壊れてしまい、今はもう使われていない。
大きな時計
2つの鐘塔の間には、ドゥックバー教会の時間を刻む大きな時計の機械部分が置かれた部屋がある。機械部分は、教会正面の外壁に設置された時計と鉄の軸で繋がっており、時計の機械は、高さ約2.5m、奥行き約3m、そして横幅は1m以上ある。
時計の時間を合わせるため、機械の後ろには別のアラーム付き時計が置かれている。このアラーム付き時計を追いながら、教会の大きな時計が遅れているか、早まっているか、正しい時刻を刻んでいるかどうか確認するのだ。
ドゥックバー教会は、135年を経てかなり老朽化が進んでおり、特に長い年月、雨風にさらされた屋根は深刻な状態となっている。これに伴い、年内にも大規模な修復工事が開始される計画だという。