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今では、多くのドライバーを抱え、利用客も大勢いるが、結成後しばらくは、バイクタクシーの安全性を疑問視する声も多く、厳しい時期が続いたという。しかし、その後はドライバーたちの懸命に営業活動をしたことにより、利用客が次第に増えていった。最大の転機は、現代表のグエン・バン・ティエンさんが会社紹介のために自社ウェブサイト「dalat-easyrider.com」を立ち上げてからのことだ。元々語学に堪能な人材が揃っていたため、自社やベトナムの観光的魅力を余すところ無く紹介し、海外メディアでも取り上げられるほどになった。
バイタク隊のサービスの質は1人1人のプロフェッショナルなドライバー達によって支えられている。ドライバーの1人であるホンさんはこう語ってくれた。「この仕事の楽しいところは、外国人観光客がベトナム人やベトナムという国を理解して、好きになってもらえる瞬間に立ち会えることです。観光客をバイクに乗せて出発するときは“お客さん”として、ツアーを終えて戻ってくるときには“友人”として、というのが私達のモットーです」