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一方、巨額の支援金を受けたことが原因で、崩壊してしまった家族も少なくない。息子の1人を事故で失ったグエン・ティ・フオンさん(60歳)の家族はその典型だ。支援金約5億ドン(200万円)を受け取ったが、死亡した息子の嫁が離婚する際に半額を要求し、別の息子たちは働かずに金を使うだけの生活を続けたという。フオンさんは胃から出血して入院しているが、借金して入院費を賄っている。
地元住民の1人は、「支援金を手にした多くの家族が、後先も考えずに衣服や携帯電話などを買いに走った。金目当てに夫を亡くした女性に言い寄る男も現れ、再婚した女性も少なくないが、今では苦しい生活を送っているようだ」と話した。
ミーホア村の村民らは、地方政府がもう少し遺族に関心を持ってくれていればと話す。しかし、前出のロット主席は「支援金を正しい目的で使うよう説得しても、結局は彼らが使い道を決める。我々がそれに干渉することはできなかった」と釈明した。