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- 昨年末の数日で外国人窃盗犯3人逮捕
- 24年年初から10か月で33人が逮捕
- タンソンニャット空港での事件が最多
外国人窃盗犯は、巧妙な手口で航空機内での盗みを働いている。公安省出入国管理局(A08)はこのほど、機内で窃盗を働いた外国人窃盗犯らを逮捕するため、航空保安当局と連携したと明らかにした。
同局は2024年12月23日から27日までに、航空保安当局と連携して、機内で窃盗を働いた外国人容疑者3人を逮捕。容疑者らが盗んだ資産総額は1億1300万VND(約70万円)。このうち1人が国外退去処分となり、残る2人は更なる捜査のため、ホーチミン市警察に身柄を引き渡された。
12月23日には、地場格安航空会社が運航するダナン発ホーチミン行きの機内で、ベトナム人とルーマニア人の乗客の手荷物から現金を盗んだとして、ハン・ジャン容疑者(男・51歳)とチェン・へピン容疑者(男・43歳)を逮捕。翌24日には、同じ航空会社が運航するホーチミン発ダナン行きの離陸前の機内で、ベトナム人乗客の現金を盗んだチェン・グァンドン容疑者(男・54歳)が逮捕された。
当局によると、2024年年初から10月までにベトナムの国際空港に発着する機内で発見された盗難事件のうち、30件が外国人窃盗犯によるもので、33人の容疑者が逮捕された。このうち22件がホーチミン市タンソンニャット国際空港、残る8件が南中部沿岸地方ダナン市のダナン国際空港で発生した。
なお、昨年5月には在ホーチミン日本国総領事館が、総領事館宛てに、旅客機内に持ち込んだ手荷物内の貴重品の盗難事案に関する報告が増えているとして、注意喚起していた。