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- 「アジア・ダイレクト・ケーブル」
- 総延長距離1万km近く、設計容量160Tbps
- 支線がビンディン省クイニョン市に陸揚げ
日本とベトナムなどのアジアを接続する大容量光海底ケーブル「アジア・ダイレクト・ケーブル(Asia Direct Cable=ADC)」は、試運転を経て19日に正式に運用を開始した。
ADCは、◇日本、◇中国、◇香港、◇フィリピン、◇ベトナム、◇タイ、◇シンガポールを結ぶ総延長距離1万km近くの光海底ケーブルで、設計容量は160Tbps。最新の光伝送技術を活用することで、アジア地域のネットワークの冗長性の確保、高信頼な通信の実現、回線需要変化への柔軟な対応にも貢献することが期待される。
ADCは、◇日本、◇香港、◇シンガポールを含むアジア最大のデータセンターに直接接続するように設計されている。ベトナムでは、ADCの支線が南中部沿岸地方ビンディン省クイニョン市に陸揚げされている。
ADC事業には、ベトナム国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)、ソフトバンク株式会社(東京都港区)、中国電信(チャイナ・テレコム=China Telecom)、シンガポール・テレコム(シングテル=Singtel)など9社が出資している。