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- サム山の祭りがユネスコ代表一覧表に登録
- 旧暦4月22日から27日にかけて開催
- 14年にベトナムの国家無形文化遺産に認定
パラグアイの首都アスンシオンで4日に開催された国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産保護条約第19回政府間委員会で、ベトナムの南部メコンデルタ地方アンザン省チャウドゥック市にあるサム山でのバーチュアスー廟祭りが「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表(代表一覧表)」に登録された。
サム山はベトナムの仏教の聖地とされる。バーチュアスー廟祭りは何世代にもわたって守られ、行われてきた伝統的な祭りで、バーチュアスー廟とその周辺地区で旧暦4月22日から27日にかけて開催される。
この祭りには南部地方の住民の文化が色濃く反映され、クメール族やホア族、チャム族の各少数民族との文化交流におけるベトナム人の特色が表現されている。2014年に文化スポーツ観光省により、国家無形文化遺産に認定されている。
共産党中央委員でアンザン省共産党委員会書記のレ・ホン・クアン氏は、ユネスコ無形文化遺産に登録されたことに感動し、栄誉に思うと話し、関係者に感謝を表明した。今回の登録により、ベトナムのユネスコ無形文化遺産は16件となり、南部ではドンカータイトゥー芸術(南部の民族音楽)に次いで2件目となった。