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- 23~24年度のベトナム人平均スコア6.2
- 世界39か国・地域中29位に後退
- リスニングとスピーキング世界平均下回る
英語熟練度を測る英語検定「アイエルツ(IELTS)」の運営団体らが発表した統計によると、2023~2024年度のベトナム人受験生の平均スコアは6.2で、世界39か国・地域中で29位となり、2022年度から6ランク後退した。
1989年に導入されたIELTSは、英語の4技能(書く、読む、聞く、話す)の力を測るテストで、◇ブリティッシュ・カウンシル、◇IDPエデュケーション、◇ケンブリッジ大学英語検定機構が協同で運営している。
国・地域別の平均スコアでは、マレーシアとスペインの7.1が最も高く、3位はイタリアの7.0だった。ベトナムの平均スコアは、東南アジアでマレーシア(7.1)、フィリピン(6.8)、インドネシア(6.7)、ミャンマー(6.6)を下回ったが、中国と日本の5.9を上回った。
ベトナムの平均スコアを4技能別で見てみると、◇リーディング:6.4、◇リスニング:6.3、◇ライティング:6.0、◇スピーキング:5.7となっており、リスニングとスピーキングが世界平均を下回り、残りは世界平均と横ばいだった。
ベトナム人受験生の割合をスコアで見ると、6.0を達成した割合が21%で最大、続いて6.5と5.5がともに18%、7.0が13%、5.0が10%、7.5が9%、8.0が4%などの順だった。