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- ドリンク1杯につき1000VND寄付
- SNSで台風便乗商法と批判殺到
- カフェチェーンが謝罪する事態に
急成長中の地場カフェチェーン「カティナ(Katinat)」が台風3号(アジア名:ヤギ、日本では台風11号)に便乗したマーケティング戦略を展開したとして、批判の的となっている。なお、カティナは全国で約60店舗以上を展開している。
同カフェチェーンは11日、公式ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)ページに「台風被害克服のために、12日~30日の期間に販売するドリンク1杯につき1000VND(約5.7円)を寄付する」との内容を投稿。
国際的には売上の一部を被災地に寄付するという企業の取り組みは珍しくないように思えるが、ベトナムではなぜか炎上。この支援活動は、国民から支持されるどころか、逆に反感を買ってしまい、台風便乗の不適切なマーケティングだとして非難する声が殺到した。
これを受け、同カフェチェーンは翌12日、謝罪声明を発表すると共に、ベトナム祖国戦線中央委員会が主導する被災者向け募金活動に、10億VND(約580万円)を寄付した明らかにした。
同カフェチェーンは、「今回寄付した10億VNDは、9月12日~30日に販売を見込んでいたドリンク100万杯による寄付金。10月1日に確認後、販売数が100万杯を上回っていた場合は追加で寄付する」と説明した。