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- 台風と熱帯低気圧による被害拡大続く
- 被災者を支援するための募金運動を開始
- 3つの方法で寄付金を受け付け
一時は「猛烈な勢力」にまで発達し、7日から8日にかけてベトナム北部で猛威を振るった台風3号(アジア名:ヤギ、日本では台風11号)は、8日に熱帯低気圧に変わったが、土砂崩れや地滑り、鉄砲水、洪水など台風と熱帯低気圧による被害が引き続き拡大している。
こうした中、ベトナム共産党の翼賛組織であるベトナム祖国戦線中央委員会は10日、被災者を支援するための募金運動を開始した。
祖国戦線中央委員会は国内外の国民に対し、人々の生活や企業の生産を迅速に復興させるべく、管轄当局と協力し、被災者たちに精神的および物質的な援助を行うよう呼び掛けている。公務員や軍人、警察については、1日分以上の給与に相当する寄付金を提案している。
募金運動の開始式典では、4070億VND(約23億円)の寄付金が集まった。このうち、ホーチミン市の機関や組織、住民から1200億VND(約6億9000万円)が寄付された。
祖国戦線中央委員会は、以下の3つの方法で寄付金を受け付けている。
◇国庫での取引口座
◇ベトコムバンク[VCB](Vietcombank)での取引口座:
口座名義:MTTQ Viet Nam - Ban Cuu tro Trung uong
VND建て:0011.00.1932418
外貨建て:001.1.37.193253.8(SWIFTコード:BFTVVVNX001)
◇窓口:祖国戦線中央委員会本庁舎(46 Trang Thi, phuong Hang Bong, quan Hoan Kiem, TP. Ha Noi)
これとは別に、複数の省・市では被災者向けに独自の募金活動を行っている。東北部地方クアンニン省人民委員会は、地方予算から拠出し、第1弾として被災地に1800億VND(約10億3000万円)を寄付することを決定した。
クアンニン省も大きな被害を受けたが、同省当局は地方予算で被害克服を行うとして、国家予算から拠出される同省向けの支援金は自然災害に苦しむ他の地域に譲る意向だ。