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- 明け方にコーヒー飲みつつ、朝日眺める
- ダナン市の新しい観光スポットになるか
- 早起き奨励、生活楽しむための活動に
南中部沿岸地方ダナン市の「ロン(Rong=竜)橋」近く、ハン(Han)川西岸の「バクダン歩行者天国」ではこのところ、明け方にコーヒーを飲みつつ、川に昇る朝日を眺める大勢の若者の姿が見られる。
若者が集まるのは、APEC公園の一角の小さなカフェだ。店は午前4時に開き、4時から6時の間に来店した客には「早起きクーポン」なるものも配布される。週末ともなれば、4時には若者が集結し、美しい撮影スポットは隙間もない。
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上の動画でこのカフェを知ったという女子大生のリーさんは、友達を誘って体験にきた。暗いうちに起き、朝日を楽しむためにコーヒーを飲みに行ったのは初めてだという。
「まだ眠かったのですが、店に着いて空を見上げると、ぱっと気分が晴れました。私のダナン生活の中で面白かった体験の1つです」。リーさんは、ロン橋を見ながら日の出を眺めるには絶好の場所で、素晴らしい写真を撮ることができるため、ダナン市の新しい観光スポットになるのではないか、とも言う。
夏休み中でよく徹夜するという高校3年生のカムさんは、後で寝直そうと、4時15分に友達を誘ってカフェにやってきた。自分としては相当早い時間だと思ったが、いざ来てみると、歩行者天国に並べられたテーブルにはもう多くの人が座っており、カムさんはびっくりしたという。
この場所でカフェを営むフオンさんによれば、このアイデアはハノイ市の若者が早朝4時に起きてコーヒーを飲みに行くという新しいトレンドをきっかけにしたものだといい、人々の早起きを奨励し、朝の空気を感じつつ街を眺めるなど、生活を楽しむための良い活動だとしている。