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- 自身と親族の希望に従ってベトナムで散骨
- 5月2日に交通事故で死去
- ベトナム戦争や祖国統一、経済発展に貢献
米国ニューヨークでこのほど、国際連合(UN)ベトナム政府代表部は、米国人の平和活動家マール・エブリン・ラトナー(Merle Evelyn Ratner)さんのお別れ会を開いた。遺骨はラトナーさん自身と親族の希望に従ってベトナムに送られる。ラトナーさんは5月2日に、交通事故で亡くなった。
在ニューヨークのベトナム通信社によると、ダン・ホアン・ザン国連大使はラトナーさんについて、米国に生まれたが第2の祖国になったベトナムに愛情を捧げたと強調。ベトナムの指導者と国民は、ベトナム戦争や民族解放の戦い、祖国統一、経済発展などに対するラトナーさんの貢献を忘れないと述べた。ラトナーさんの夫のゴ・タイン・ニャン氏と米国人の友人らは、ラトナーさんの思い出を語り合った。
ザン氏によると、ラトナーさんの遺骨の散骨式は中央対外委員会と関連機関、北部紅河デルタ地方ハイフォン市人民委員会などが共同で、10日にハイフォン市のドーソン海域で行った。
ラトナーさんは1956年にニューヨークで生まれた。13歳の時、ベトナム戦争に反対するデモに参加し、自由の女神像に反戦スローガンを掲げたことで知られている。ニューヨーク地区の組織「ベトナムにおける枯葉剤被害者の救済と責任キャンペーン(VAOR-RC)」の共同創設者 兼 コーディネーターだった。