(C) thesaigontimes |
- 容疑者、国家機密情報窃盗容疑で捜査
- 事件の全容を把握すべく捜査範囲を拡大
- 内政や腐敗防止、司法改革を担当する機関
公安省傘下の治安捜査機関は25日、ベトナム共産党中央内政委員会のグエン・バン・ イエン前副委員長(男・58歳)を逮捕したことを明らかにした。最高人民検察院が逮捕状を承認した。
イエン容疑者は刑事法第337条に抵触し、国家機密情報窃盗容疑で捜査を受けている。同事件はハノイ市と複数の省・市で発生したもので、捜査機関は事件の全容を把握すべく捜査範囲を拡大している。
中央内政委員会は、内政や腐敗防止、司法改革を担当する機関で、政治局傘下の腐敗防止中央指導委員会の常務部としても機能する。
政治局と書記局はこれに先立ち、イエン容疑者が政治思想や倫理の衰退を引き起こし、国家機密情報保持や資産・収入・婚姻・家族の申告に関する党規に違反し、国の幹部・党員として国民の模範となる責任を果たさず、党の尊厳を損なったと結論付けている。
なお、同容疑者はすでに党における全ての役職を抹消された。