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- EURO到来でカフェは夜通し大繁盛
- 店は大型TVとプロジェクター設置
- EURO期間中は売上が通常の5~7倍
UEFA EURO2024(ユーロ2024)が6月14日にドイツで開幕して、連日グループステージの熱戦が繰り広げられている。ベトナムの現地時間では、夜遅くから明け方にかけて中継があるが、多くのカフェやバーは夜通し大勢の客で賑わっている。
サッカーの欧州王者を決めるEUROは、ワールドカップと並ぶサッカーの一大イベントだ。サッカー好きの国民として知られるベトナムではこの時期、友人や仲間同士で集まって騒ぎながら大画面でサッカー観戦するために、カフェやバーの客が急増する。
店側も需要に応えるべく、テレビやプロジェクターを購入して夜通しで営業。ホーチミン市では、◇3区のホアンサ(Hoang Sa)通りやチュオンサ(Truong Sa)通り、◇タンビン区ウットティック(Ut Tich)通り、◇10区ドンナイ(Dong Nai)通り、◇ゴーバップ区ファムバンドン(Pham Van Dong)通りなど、カフェやバーが立ち並ぶ各通りの店は深夜も大繁盛している。
あるカフェの店員は、「EUROが開幕してまだ数日ですが、客足は順調に伸びています。このまま熱戦が続けば、もっとテーブルを増やす予定で、さらなる売上増が見込めそうです」と語った。
また別のカフェのオーナーは、「EUROのために大型モニターを設置して、試合が行われる午後8時から午前4時まで中継を流しています。売上は例年以上で、一晩当たり200万~300万VND(約1万2300~1万8500円)の売上げアップに繋がっています」と話した。さらに別のカフェのオーナーは、「スタッフ増員で大会期間中を乗り切るつもり」と述べた。
EUROやワールドカップのようなサッカーの国際大会では、カフェやバーのスタッフは夜更かししなければならないが、この間は売上が通常の5~7倍にもなるため、商機を逃すまいとスタッフ一丸となって働いている。